[ 雨抱くアンバー ]





副長室に戻り残務整理をしていると、急に外が騒がしくなる。
攘夷志士でも出たか?
立ち上がり障子を開くと、近藤さんが飛びかかってきて後ろに倒れる。
受け身をとって大事に至らなかったが、危うく頭を打つところだった。
近藤さんに物申そうとしたが、涙と鼻水を垂らした顔があまりにも切羽詰まっていて何も言えなかった。


「トシィィィ!! どうしよう、どうしよう、俺どうしたらいいんだよォォォ」
「落ち着け、近藤さん。何が起きてるんだ。俺ならいつでも出動できる」
が、が、見合いに行っちまった。屯所から、出て行ってしまうんだ」
「見合い??」


寝耳に水だった。
俺とは付き合っている。恋人同士のはずだ。
それが見合いとは、ついに愛想を尽かされたか。
いつかこういう日が来ることはわかっていた。
俺は、のことを大切にできていない。


「とっつぁんの知り合いが年頃の息子に嫁が欲しいと探しているらしく、がちょうどいいって連れてってしまったんだ。
 俺は止めたんだよ! トシがいるからって。でも聞く耳持ってくれなくてさ、このザマだ。……すまん」
「近藤さんは悪くねーよ」
「俺が悪いんだよ! トシはが他の男のところに嫁いでもいいのか? いいわけないだろ!」
「……それは、仕方がねぇだろ。が他の男のところで幸せになれんなら、その方がいい」
「トシ!? 本当に、そう思っているのか?」
「あぁ。俺は、が幸せでいられるのなら、それでいい」


それでいい。俺にとって、が幸せでいられることがいちばんだから。

唖然としている近藤さんを追い返し、残務整理の続きを消化する。
少し、筆が鈍った。
もう、は俺の傍にはいてくれないのだ。
そう思うと、少し寂しかった。


その日の夜、縁側で煙草をふかしていると暗がりの中、小さな足音が聞こえてきた。
この時間に来るのは珍しい足音。遅い時間に母屋を一人歩きするなと言ったのに、は一人で副長室までやってきた。
表情は暗い。微笑まないのは、もう俺との関係を終わりにするために来たからだろう。


「土方さん、あの……」
「なんか、用か?」


は頷く。
煙草の火を消すと、は俺の隣に少し距離を置いて座った。
俺に用があるというのに、は口を開かない。
膝の上で固く組んだ両手が、震えている。

そりゃそうだ。今までずっと仲良くしてきた。数えきれないくらい、たくさん思い出もできた。
それを全部終わらせなければならい。
助け舟くらい、出してもいいだろう。
「見合いに行ったんだってな」、そう言うと、は体をびくりと震わせ、潤んだ目でこちらを見た。


「どう、して……」
「近藤さんから聞いた。とっつぁんの知り合いの息子なんだろ」
「……はい」
「どうだった? いい男だったか?」
「!」
「何を驚いてるんだ。これからそいつと人生歩んでいくんだろ。
 その方がいい。俺なんかといたって、明るい未来は待っちゃいねーよ。
 普通の男と幸せな家庭を築いた方がいい。俺は、が幸せでいられるのなら、それでいい。俺のことは、考えなくていい」
「……」


は何も言わなかった。
しばらく黙ったままだったが、「用を思い出したので戻ります」と言い残し、去っていった。
最後くらい、笑ってくれてもいいんじゃねぇのか。
そう思ったが、それはただのわがままだと気づいて自嘲した。










用なんて何もなかった。
逃げ出したかった。
土方さんは、私が見合い相手のところに嫁ぐと思っている。それが、私にとって幸せだと、言っている。
止めてほしかった。本当は、見合い相手と今後も会うことを、止めてほしかった。
見合いに行ってしまった以上、自分から断ることができなかった。
見合い自体を断ることすらできなかったのだから。
私が断ったせいで、真選組の皆の待遇に、影響があってはいけないから。

涙で視界がにじむ。
見合い相手は悪い人ではなかった。でも私は土方さんが好きだから、他の誰かを好きになれそうにない。
このまま、好きでもない人とずっと一緒にいなくてはならないのだろうか。
土方さんと、真選組の皆とずっと一緒にいたいのに。

見合いに行く直前に傍にいたのが土方さんだったら、止めてくれただろうか。
近藤さんは止めてくれた。でも松平様は聞く耳を持ってくれなかった。
土方さんがいても、結果は同じだっただろうか。
土方さんとの仲は、こんなに簡単に終わってしまうものだったのかと思うと、悲しすぎた。

土方さんのこと、好きなのに。大好きなのに。


数日後の休暇の日、見合い相手に誘われて団子屋に行くことになった。
もう後戻りはできない。
でも、でも、と、自分で選んだことなのに、踏ん切りがつかずにいる。
押し入れから化粧箱を取り出す。
土方さんにもらった髪飾りの中でいちばんお気に入りの物。
他の男の人とのデートにつけていくなんておかしな話だ。
けれど、私にはこれしかなかった。
休みの日は、土方さんと一緒に過ごしたい。一緒に過ごせないなら、せめていただいたものを身につけていたい。

笑わなきゃ。笑顔でいなきゃ。
気持ちを引き締めて屯所の正門へ向かうと、門番の隊士と話している土方さんの姿が見えた。
会釈して出て行こうとしたら、土方さんに呼び止められた。


、出掛けるのか」
「はい、お団子屋まで」
「見合い相手に、会いに行くのか?」


どうして、この人はこんなに察しが良いのだろう。
真選組の副長なのだ。そうでないと、務まらない。
小さな声で返事をした。


「……はい」
「そうか。ついていってやりてぇが、仕事があるからな。気をつけろよ」
「はい、ありがとうございます」


深々と頭を下げ、屯所の外へ出た。
どうして、私の心配をするのだろう。
社交辞令だろうか。そんなこと、言う人ではない。
腑に落ちないまま団子屋へ向かうと、すでに待ち人は店の中でくつろいでいた。
私の顔を見て、少し微笑む。土方さんと違う。彼は、少し柔らかい表情を見せてくれるが、微笑んだりはしない。


「こんにちは、伊澤さん。お待たせして申し訳ありません」
「いいえ、私が早くきただけですよ。どうぞ、こちらへ」
「はい」


団子と茶を注文し、見合い相手の伊澤さんと会話する。
口調も表情も物腰も柔らかい。
真選組の皆とは全然違う。万事屋の皆とも違う。
とても、丁寧。
それから、声が聞いていて心地よい。
理由はすぐわかった。

土方さんの声に、ほんの少し似ている。

顔を見ないで話していると、土方さんと会話しているように思える。
好きなところがあれば、好きになれるだろうか。
隣にいるのに目も合わさずにいれば、不審がるだろう。
店員が持ってきた団子を、伊澤さんはおいしそうに頬張った。土方さんのように、マヨネーズはかけない。


「おいしいですね、みたらし団子」
「はい」
さんは、何団子がお好きですか」
「草団子が好きです」
「あんこが?」
「えぇ、好きです。ここのあんこは特製なので」
「さすが、通ですね」


褒められた。嬉しかった。
土方さんは滅多にそんなこと言わないし、私も言われるようなことできていない。
この先、この伊澤さんとうまくやっていけるだろうか。
うまくやっていきたい。
私の居場所は、土方さんの隣にはないから。

伊澤さんは私の髪の一点を見やる。
髪飾りが気になるのだろう。


「とても似合いますね。こういうのがお好みですか?」
「はい」
「これは自分で買ったのですか? それとも、プレゼントですか?」


言うのを少しためらった。
誰にもらったのか尋ねられたわけではないから、正直に言うだけだ。
隠しても仕方がない。
だから、包み隠さず伝えることにした。


「私の、とても大切な……大好きな人から、もらいました」
「そう、ですか。いや、なんとなくそんな気はしていたんですよ。私と目を合わせて話してくれないのには、理由があるのだろう、と」
「申し訳ありません」
「いいんですよ。松平公が無理を言ったのですね」
「本当に、申し訳ありません。ごめんなさい」
「気にしないでください。でも、ひとつ訊いてもいいですか?」
「はい。なんでしょう」
「目を合わせていないとき、少し嬉しそうにしていることがあったのですが、それはどうしてでしょうか?」
「それは……」


声がその大好きな人に似ているから、彼と会話している気分を味わえて嬉しかった。
忙しい人だから、なかなか一緒にいられなくて、ゆっくり二人の時間を作ることもできなかった。
そう伝えると、伊澤さんは私の目をまっすぐ見る。柔らかい表情だというのに、射貫かれるようだ。


「その人には、私と見合いをしたことや、今日二人で会うことをは伝えているのですか?」
「はい。でも、その人は、お見合い相手と普通の家庭を築いて幸せになった方がいいと」
「それで、さんは何と答えたのですか?」
「いえ、何も」
「あなたの気持ちは伝えなかったのですか?」
「私の、気持ち……」
「そうです。恋人がいても、付き合いで見合いをして、断る人はいますよ。
 そりゃあ、私は本気で結婚相手を探しているから、さんが伊澤家に嫁いでくれるなら嬉しいですが、
 さんには大切な人がいるのなら、その人と一緒にいるべきでしょう。あなたの幸せは、その人のところにあるはずですよ」


私はどうしたらよいのだろう。俯いたまま顔を上げることができなかった。
急に、湿気を帯びた空気の匂いがした。
顔をあげると、外は暗くなり、ざーっと強い音を立てて雨が降ってきた。


「これでは帰られないですね。雨宿りに付き合っていただけますか、さん」
「はい」
「せっかくですから、さんの大切な人の話が聞きたいですね。私ばかり話していましたから、さんの話が聞きたい」
「はい」


伊澤さんは相槌を打ちながら私の話を聞いてくれた。
強くて逞しくて頼りになって、困っているときは助けてくれて、辛いときは寄り添ってくれて、世間知らずの私にたくさんのことを教えてくれて。
私にはもったいないくらいとても素敵な人。
幸せになるとか、よくわからないけれど、私が今いちばん傍にいたい人、傍にいてほしい人は、土方さんだけ。

見回り中で雨に濡れていなければいいのだけれど。











報告書の確認が終わらず、見回りに行けず副長室に籠りきり。
の淹れた茶が飲みたくても、見合い相手とデートだから屯所にいない。
が選んだのだ。いい男に違いない。
一回くらいは会っておきたい。
もしを泣かすようなことがあったら、俺が叩き斬ってやる。

そんなこと、俺は言える立場じゃない。
を泣かせているのは俺だ。寂しがらせているのは俺だ。

ため息をつくと同時に、雨が降ってきた。
団子屋なら雨が降っても屋根があるから大丈夫だろう。
どうせ通り雨だ。止んだら帰ってくる。

開け放っていた障子を閉じようと立ち上がると、神妙な面持ちで近藤さんと総悟がやってきた。
が見合いに行って以来、毎日のように誰かがのことを連れ戻せと言ってくる。
いい迷惑だ。の幸せが大事じゃないのか。


「また、か。明日提出の報告書の確認が終わってねぇから後にしてくれ」
「後になったら、ちゃんとを連れ戻しに行くんだな?」
「行くわけねぇだろ。が自分で見合い相手に会いに行ってんだよ。邪魔しちゃ悪いだろ」
「ほんと、モテる男は言うことが違うねぇ、腐れ副長」


仁王立ちの近藤さんと、俺とは目を合わそうとしない総悟。
障子は二人が邪魔をして閉じられそうにない。
仕方なく、その場にあぐらをかいた。
二人も俺に倣う。


「土方さんの目は節穴ですかィ。あれから毎日さんは元気がないってのに」
「最近、ほとんど顔合わせてねぇんだよ。仕事が山積みで時間捻出できてねぇし、見合いに行くくれぇだから俺は愛想尽かされてんだよ」
「だから、とっつぁんに無理やり連れてかれたって言っただろ! どうして俺の言うこと聞いてくんないの? ねぇ、トシ?」
「それでも、会いに行くってことは、多少なりとも気に入ったところがあるんだろうよ」
さんは優しいから、とっつぁんの言うことに逆らって俺たちに影響が出ないか心配してるんですよ、きっと。
 だから、仕方なく見合いに行って、仕方なく相手とデートして、仕方なく結婚するつもりなんですよ」
「それはてめーの妄想だろ。本人の口から聞かなきゃ意味ねーな」
「じゃあ土方さんは聞いたんですかィ。さんの口から、どうしたいかって」
「……何も言わなかったよ」


近藤さんと総悟は顔を合わせると、やれやれといった表情で肩をすくめた。
あの夜を思い出す。
は用があって俺のもとにやってきた。けれど、何も言わなかった。膝の上で組んだ手が震えていたことはよく覚えている。
俺の気持ちだけ押し付けて、の気持ち、何一つ聞いてやれなかった。
それでの背中を押したつもりになっていた。
逆に苦しめたのかもしれない。
俺は、本当に、最低な奴だ。

ドタバタと大きな足音をたてて誰かが副長室へ向かってくる。
今日は来訪者が多い日だ。


「山崎ィィィ!! 廊下は走るなって何度言ったらわかるんだ!!」
「それどころじゃないんですよ、副長ォォォ。さんが団子屋で見知らぬ男と団子食ってたんですよ」
「見合い相手だろ」
「それは知ってますが、あんなに悲しそうな顔で団子食ってるさん初めて見ました。
 この先、ずっとさんはあの男の隣であんな顔していなきゃならないんですか?
 もうずっとさんから笑顔が消えてしまってるんですよ。早く取り戻してくださいよ。それができるのは副長だけなんですから!!」


行くしかない。そう思った。
立ち上がる。
もしが嫌がっても連れて帰る。
俺の傍にいてほしい。ただ、それだけだ。

三人とも、立ち上がった俺を見て安堵の表情を見せる。


を迎えに行ってくる。着替えるから出て行ってくれるか」
「トシ!! のこと頼むぞ!」
「本当に手のかかる人ですねィ、土方さんは」


制服を脱ぎ捨て、着流しに着替える。
玄関にあったの傘を手にしたが、傘立てに戻し、男物の傘を二本手に取る。
雨が強くて足元が冷える。
が待っている。そう思うと、冷えなんて気にならなかった。
早く会いたかった。会って、強く抱きしめたかった。の気持ちを少しも考えなかったことに、詫びを入れたかった。

の行く団子屋はいつも決まっている。
歌舞伎町の外れに位置する静かなその店は、公園や図書館にも近く、が落ち着く場所として気に入っていた。
店の前で立ち止まる。
店の中の長椅子に腰掛けている男女の姿が見えた。
と、見合い相手。男は好青年に見えた。きっと、俺とは違う世界に住む人間だ。
まともな仕事をして、誰かに命を狙われることのない、を幸せにできるはずの男。

二人は談笑している。
の笑う顔を久しぶりに見た。
山崎から聞いた話とは違う。
ちっとも悲しそうな顔なんてしていない。

やはり俺は邪魔者なのではないか、と疑問に思った。
ただ決心してここへ来た。
だからを連れて帰る。
一歩踏み出そうとしたが、なかなか足が動かない。鉛のように足が重い。
動けよ、俺の足!

俯いて動かない足と格闘しているうちに、正面からパタパタと足音が聞こえた。
顔をあげるとが駆けていて、俺の差した傘の中へ体を寄せる。
俺の胸に体を預けんばかりに、距離が近い。


「土方さん!」
「お、おう……」
「どうして、ここへ」
「む、迎えに、来た。傘、持ってなかっただろ」
「えぇ」
「一緒に、帰ろう。屯所へ」


嫌がられたら、腕を掴んで帰るだけだ。
だが、そうはならなかった。
は満面の笑みで、「はい」と言った。
久しぶりに俺に向けられた笑顔は特別だった。すがすがしい気分になる。

「あ、でも……」と言い、は団子屋の方を見やる。
見合いの相手を置いてきたからだ。

「俺が話すからいい」
の体が濡れないように肩を抱き寄せ、団子屋の中に入る。
男と向き合って口を開きかけたら、相手の方が先に切りだしてきた。


「まさか、さんの大切な人が鬼の副長だとは思いませんでした」
「俺で悪かったな」
「いえ、そういう意味では」
「こいつは俺の恋人だ。松平のとっつぁんに無理矢理見合いの場へ連れていかれたんだ。いくらでも詫びは入れるから、諦めてくれ」
「いいえ、とんでもない。こちらこそ、恋人がいることを知らず、勝手に連れ出して申し訳ありませんでした。
 私から松平公には説明します。大変ご迷惑をお掛けしました」
「あんたも傘無いんだろ。これ、使ってくれ」
「ありがとうございます。では、遠慮なくお借りします」
「どうせ余っている傘だ。返す必要はねぇ」


男は俺の手から傘を受け取ると、に微笑みかける。
俺にはできないことだ。


さん、やはりあなたは彼の隣にいる方がいい顔をしていますね。大切な人の手は、嫌いにならない限り離したらいけませんよ」
「はい。私のせいでご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした」
「とんでもない! 悪いのは無理を言った私です。それでは、私も帰りますね」


男は一礼して俺たちの前を通り過ぎ、雨の降る歌舞伎町へ消えて行った。
「俺たちも、帰ろう」そう言って、の背を押した。

たくさん伝えたいことがあった。
何一つ、口にして伝えることができなかった。
うまくまとまらなかった。
何も言えないまま、も何も言わないまま、黙って屯所への道を歩いた。
俺の傘を持つ手の袖を、はずっと掴んでいた。

屯所の入口をくぐると、周りにいた隊士たちがの姿を見て次々に声を掛けてくる。
それほどまでに、皆が戻ることを待っていたのだ。
俺だけじゃなかった。
真選組にとっても、は必要な存在なのだ。
困りながらも皆と目を合わせて話すの腕を引き、副長室に向かう。
は茶を淹れると言い出したが、早く二人きりになりたかった。
副長室にを押し込み、障子を閉じてすぐ強く抱きしめた。

うまく話せないから、抱きしめて誤魔化した。
ずっと抱きしめていても何も伝わらない。
それでも抱きしめていたかった。
の髪はいつもいい匂いがする。
の手はいつも冷たくて、触れて温めたくなる。
の声はいつも優しくてずっと聞いていたくなる。


「土方さん、迎えに来てくれてありがとうございます」
「俺は、本当に迎えに行ってよかったのか? あいつと、楽しそうに、話してるように見えた」
「はい。土方さんと一緒にいたい」
「本当に、いいんだな」
「土方さんは私がいない方がいいんですよね。でも私は傍にいたい。私は、土方さんの傍にいてはいけませんか?」
「いてくれよ。ずっと傍にいてくれ。離したくないんだ。他の男の所になんて、行くな」
「はい」


の手が俺の背に回される。
とても、安心する。
幸せにしてやりたい。
少しでいい。こんな俺でものことを幸せにしたい。
俺の傍にいたいと言ってくれたから、絶対に離さない。
絶対に幸せにする。





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恋人がいるのに見合いに行かされて、その後デートすることになってイエスと言っちゃうような人を想像したときに、
声が似ていたらそうなってもおかしくないだろうなぁ、と思ったので。
土方さんは恋愛に関してはヘタレの方がちょうどいいな。
でも、ちゃんと幸せになってほしいと強く思うので、夢小説書いてます。

※お題はalikalismさんからお借りしました。


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